アマゾン・マピア村学校支援について
アマゾン州のマピア村エスコーラ・クルゼイロ・セウ(「空の十字架」学校)
の先生から頂いた学校説明ファイル(リンク)

学校の現状、課題等について、写真とともによくまとまっています(ポルトガル語)。ボランティアで飜訳してくださる方を募集します。
森林の美しさと保護の重要性(学校から送って頂きました♪リンク)
(部分訳)
森に敬意を表してください。
地球が母であるならば、森は彼女の子宮です。
彼女において、あらゆる生物形態が、豊かに存在します。
また、森は我々の惑星のドラッグストアです。
病気の全てのために、病気が治るハーブを持ちます。
先住民は、彼女の保護者です。
動物のうちさえ、そして、植物のうちさえ、
彼は智慧と尊敬をすべての命にしておきます。
★★これまでのNGOグリーンハートの学校支援の様子(リンク)
(以下は、アマゾンから7月21日に送信したメールです)

愛あふれる皆様

7月18日、アマゾン州のマピア村にある
エスコーラクルゼイロセウ(「空の十字架」学校)を訪問しました。
この日は村のお祈りの日のため、学校はお休みでしたが、
校長先生ほか3人の先生が出迎えてくれました。

学校の校舎は、前に吉野安基良さんのご尽力により建てられた建物の隣に、
より大きな校舎ができていて、そこでお話を伺いました。
ブラジル政府の援助によりその建物は建てられたとのことです。

学校教育は次の3つに分かれていて、
・5〜9才(初等)
・10〜19才
・青年
授業は朝、昼間、夜間に分けて行われていました。
生徒の総数は、200名ほどとのことで、
先生の数は十数名とのことでした。

先生の方々は物静かながら、
うちにはとても熱いものを秘めているのを感じました。

私たちが学校の現状を知り、
日本人として、また友達としてなにが協力できるか
について知るために訪れたことを伝えると
とても歓迎してくださり、ハートを開いて話をしてくださいました。

学校の現状の問題点は、次のとおりとのことです。

・ノート、鉛筆、ペンなどの物が足りない。
これらの物がないため、新学期が始められないこともある。
・電力等のエネルギーが不足している。電気はこちらでは貴重であり、夜しか使えないが、朝、教材をコピーしたいと思っても、電気が使えないため、コピーできず、資料を作成・配布等することができない。朝、電気を使えるようになるのを望んでいる。
・グラウンドはあるが、地面が荒れており、また屋根がないため、暑くて運動をさせるには危険な状態である。
屋根の設置が急務であるというのが先生方の訴えでした。
・先生の給料は建前としては、政府が出すことになっているが、支払いまでの手続がいろいろあり、
働いてもなかなか支払われず、現に今年の分も一度も支払われていない(それは大きな問題ですね、と伝えると苦笑いしておりました)。
・伝統的な文化、芸術、技術、伝承療法などを伝えるエキストラクラスを計画中であるが、まだ始められていない。


私たちは、今後も連絡を取り合いながら、
日本としてできる協力を徐々にしていきたい旨、
お伝えしたところ、とても喜んでおりました。

私見ですが、まずは日本の各家庭で使われていない、
ノート、鉛筆、ペンなどの文房具を皆様からご提供いただき、まとめて学校に送ってはどうかと思います。

また、アマゾンの熱帯雨林を守るためには、
計画中のアマゾンの伝統文化、芸術、技術、伝承療法等の
エキストラクラスの開始が重要です。
なぜなら、森と共生しながら守っている存在の中心は、現地の森に住む人たちであり、彼らの智慧の伝承こそが森の保全の鍵になる
からです。
その前提としてもちろん読み書き等の基礎教育も必要ですが、
それは手段であって目的ではないことに留意する必要があると感じました。

物的な環境が整い、フェアトレードなど持続可能な生活支援の状況が整えば、伝統教育の人材などは準備できていて始められると、今回ホームステイさせて頂いているゼゴンさんはおっしゃっており、現地の方々と私たちがともに恩恵を受けられる仕組みづくりとその強化が重要であると感じました。

さらに将来的には、日本の子供たちがアマゾンの現地の学校で体験と学びのプログラムに参加したり、
現地の子供たちが日本でホームステイしたりなど、
日本とアマゾンの子供たち同士の交流ができれば
楽しく有意義であると考えております。

各問題点に対する対処や解決その他アイデアについては、
皆様のお知恵をお借りしたいと思います。
どうぞ忌憚なきご意見とご指導のほど、宜しくお願いいたします。

追伸
 今年1月、アマゾンの熱帯雨林保護、教育支援等の活動プロジェクトのための情報交換の場として、love_amazonのメーリングリストを開設し、既にご参加・ご支援頂いております。
本メールは、このMLのほか、ご縁を頂いている方々に送っておりますが、
今後ますますお知恵をお借りしたいとの思いから、
あらたにlove_amazonのMLへご参加いただける方々を募集いたします。
お手数ですが、ご賛同いただける方は、私宛
akiyama@lotus-office.net
にご一報くだされば幸いです。どうぞよろしくお願い致します。

 尊敬と感謝とともに

 秋山 佳胤(AKI)拝
マピア村での写真です(学校の写真もあります)
◆◆NGOグリーンハートのホームページはこちら(リンク)◆◆